TIME

先日、「TIME」を劇場で鑑賞した。
科学技術が進歩したことにより老化現象を解決した近未来、
25歳で生体の成長が止まると余命はあと1年という社会が構築されていた、という設定。
25歳を迎えると、少しでも長く生きようと物やサービスなどで寿命を買うという世界。
だから裕福な人は永遠に生きられる一方、貧しい者は寿命のために働き続けなければならないのだ。
この設定に興味を惹かれ観に行ったので、どう料理するかというのが見物だった。
冒頭で主人公が長い時間を手にして、この時間を無駄にしない、とか、
社会を変えていく的なビッグなことを言った割には、実際に行った行動が実に陳腐。
結論からいうと折角面白い設定という材料があるのに、味付けをまちがっちゃった感があって非常に残念な出来。
展開は早く飽きるようなことは無かったので、過剰な期待さえしなければ見る価値はあると思う。
おすすめ度:★★