定数削減

大阪市の市長で大阪維新の会代表の橋下氏が次期衆議院選挙で掲げる政策として、
衆議院議員定数半減の目標を明記する考えを表明した。
私が気になったのは、この半減とする根拠だ。
確かに本会議審議中に寝ていたり、欠席したり、ヤジばかり飛ばしたりと
しょーもない議員が散見されるいまの衆議院
ただ、現状のまま定数を削減すると参議院とのバランスや、
数多く存在する(本会議よりも重要な)各種委員会での仕事を兼務しなくてはいけない、とか、
見えない部分での支障もでてくるようだ。そうなると益々立法業務は官僚依存になることも懸念される。
また国民の代表者が減るということはそれだけ国民の声が届きにくくなるともいえる。
これらのことなどを全部考慮して何人が最適なのかを十分分析した結果、半減の240人にするのなら、
十分納得なんだけど、今はただ国民ウケがよいから「半分」って言ってるだけみたいだ。
これでは3年前の選挙時に民主党が掲げたマニフェストの二の舞になるのでは、と心配でならない。