フランス旅行記4

3日目の予定はもともとモン・サン=ミッシェルから帰ってくる、というだけだったのだが、
パリ市内で夕食をするだけではちょっと寂しい気もしたので、
前日に急遽オプショナルツアーを申し込んでおいたのだ。
ツアーの内容は”ムーラン・ルージュ”というお店でナイトショーを見ながらディナーというもの。
終了が22時過ぎるので、ホテルまで送ってくれるとのこと。


この手の店でドレスコードは基本的に無いとガイドブックにはあったが、
ツアー会社からはサンダルやスニーカー、襟の無い服は駄目と言われていた。
私は大丈夫だったのだが、嫁がスニーカーだったということもあり、
集合時間までまだ時間があるからとホテル近くの靴屋へ適当な靴を探しに入る。
それっぽいものが見つかったのだが店員は頑としてフランス語しか話そうとしないし、
靴のサイズはインチなのかフランスサイズなのかもさっぱりわからない。
困り果てた末に諦め、ホテルのフロントで靴のサイズについて教えてもらうも、
集合時間に遅れてはいけないと思ったので、
集合場所である日本のツアー会社まで行きそこにいる人に聞こう、と判断。


集合時間15分前には着き、ちゃんと日本人が受付をやっていたので、
そこで靴のことも聞いたら、少し離れている場所にあるけど、と教えてもらった。
時間もないので急いで靴屋に向かい購入。
慌てて買ったからか普段絶対に履きそうに無い靴を絶対買わない値段で購入。
そうしていると、受付をしていたツアー会社の人が皆さん集合したから、と店まで来てくれた。


ツアー参加者は女性のペアとカップル1組と我々の3組。
女性は全員ドレス着てるし、カップルの男性はちゃんとスーツにネクタイ着用してるし、
それにくらべるとずいぶんラフな格好でちゃんと入れるのか極度の不安に駆られるが、
難なく案内してもらえた。


てっきりショーを見ながらディナーと思っていたら、ショーは21時スタート。
それまでがディナータイムということらしく、ステージでは前座のバンドが歌を歌っていた。
いろんな国の有名な歌を歌っているらしく、「時の流れに身を任せ」も上手に日本語で歌っていた。
ディナーの内容は前菜にメイン、デザートとシンプルなコースで、味は正直いまいち。
嫁は体調不良継続中で全部一口食べただけで、他の参加者から心配されまくる。
なんだか嫁にも周囲にも本当に申し訳ないことした気分。


21時になりようやくショーがスタート。
華々しい衣装と大勢の踊り子のダンスには圧巻。
ダンスの合間には大道芸や腹話術など箸休め的なものもあって面白かった。
終盤は名物のフレンチカンカンとなかなかよかった。
嫁も座ってゆっくりしていたら、体調はずいぶんマシにはなったようで、
体調よりもショーの踊り子の一部がトップレスだったことがなによりも衝撃だったらしい。。。


すべて終了してホテルまで送ってもらいこの日は終了。
翌日は嫁の体調が良くなることを祈りつつさっさと就寝。
それにしても、本当に迷惑かけっぱなしな一日だった。