フランス旅行記5

4日目はフリーな日。
嫁の調子が悪かったらホテルでこもるのもしゃーないかな、と思っていたけど、
少し回復した模様なので、予定していた有名観光名所をまとめてまわることにきめた。


2日目と同じ朝食を食べて外に出たら8時を回っているというのに、まだ外はうす暗い。
2日目も同じことを思ったのだが、考えてみたらフランスは冬の日照時間が短く、
夏の日照時間は長いと言うことを思い出した。
それでもなんだか不思議な感じだ。


メトロにのって最初の名所エッフェル塔に向かう。
フランスのメトロは比較的わかりやすく、方向音痴な私でもさほど迷うことなかった。
すんなりエッフェル塔付近に到着すると、エッフェル塔の置物売りをしている人が次々と声をかけてくる。
日本の歓楽街の客引きみたいでちょっと鬱陶しい。
最初はエッフェル塔に登りたいと考えていたけど、チケットを買う行列がすごいことになっていて、断念。
エッフェル塔は下から眺めるだけにした。
日本のタワーはだいたいが中央部分にエレベーターがあって垂直に登るのに対して、
エッフェル塔は広がっている足の部分から斜めに登っていたのが面白かった。
ちなみに階段で登ることも出来るようで、チャレンジしている人は結構いた。

次は凱旋門に向かう。
これまたすんなり到着。凱旋門も登ることができるので、登ってみようと試みた。
ラッキーなことに普段は入場料がかかるのだけど、毎月第1日曜日は無料とのことで、
この日も無料だった。
エレベーターみたいな近代的なものはなく、ひたすららせん階段を半ば目が回りつつも登った。
登った先からみえるのはシャンゼリゼ通りとか、エッフェル塔も見下ろせてなかなか良い眺め。


次に凱旋門から見えたシャンゼリゼ通りを闊歩した。
オシャレで美しい街並みとはいわれているけど、う〜ん、私にはわからない。
感覚としては名古屋の久屋大通を歩いている感覚に近い。(ちょっとショボい?)


お昼近かったのでシャンゼリゼ通りでカフェでも入ろうかと思っていたが、
いうほどおなかもすいておらず、露天で売っていたクレープを買い、
今度は嫁が熱望していた国立図書館へ向かう。


フランスの国立図書館は歴史があるということらしいけど、建物は新しく近代的。
セキュリティーも厳しく入るために金属探知機のゲートをくぐる必要があった。
センサーが敏感のようで3回もくぐる羽目になったが、最後まで引っかかる始末。
それでもボディチェックがなく、結局「OK」と言われて通してもらえたので、
厳重のような、ザルのような。。。
本を見るには料金が必要なのか改札機みたいなものがあって、本棚に近づくことはできないのだが、
近づいたところでフランス後を読むことはできないので、ぐるっと一周まわるだけにした。
とにかく広い建物なので、一周回るだけでも結構疲れた。


図書館の後は、間違った電車に乗り全然違う方向に行くというトラブルもあったが、
ノートルダム大聖堂へ向かう。
塔までは入らなかったが大聖堂内に飾ってある絵画や彫刻がすばらしかった。


ノートルダム大聖堂を出るともう薄暗くなりかけていたが、
ダメもとでルーブル美術館へ向かうも時間切れですでに閉館。
ここも第1日曜日は無料だったので、入れればお得だったのだけどやむなし。
中庭のピラミッドを眺めてホテルに帰ることにした。
ちなみに夕食はあまり食べる気がしなかったので、
スーパーで怪しいカップ麺を買ってホテルで食べた。
パッケージは怪しかったけどなかなかいけた。
せっかくフランスに来たのに晩飯がカップ麺ってのはちょっと残念だけど、
まぁしゃーないか。