1月1日の出来事(続き)

トンネルに閉じ込められた状態から4時間が経過。
さすがにただただ渋滞解消を待つのはしんどいが、
トンネル内は携帯の電波が入らず、ワンセグや地デジはもちろんラジオも入らない。
暇つぶしはできず、唯一聞くことの出来るのは、道路情報のみ。
同じ情報の繰り返しだが、聞いていると自分のいる地点も含めて通行止めになった模様。
まだ、通行止め区間で足止め食らってるのにどういうことだよ(汗)


車はいっこうに動かず、車の外に出る人も徐々に増えてきた。
救急車が2台ほど間を抜けて通過していったが、気分が悪くなった人でもでたのだろう。
寒いからと車のエンジンはつけっぱなしでエアコンもつけていたけど、
みんながエンジンをかけているためか、トンネル内は意外と暖かい。
ガソリンは出発前に満タンにしているが、勿体ないので切ることにした。


自分も2度目のトイレが近くなってきたが、袋が無い以上、車の中ではできないので、
やむなく外へでて、覚悟をきめようと思っていたらトンネル内の非常口に人の列が。
ひょっとして、トイレがあるのか?
同じことを疑問に思ったのか、他の人が先頭の人に「トイレがあるんですか」と聞いたところ、
「トイレはない。が、扉がついているので(特に女性が)トイレ代わりになるから並んでいる」とのこと。
順番を待って入ってみると、なるほど非常口の先は対向車線側の道路と繋がっているだけの作りで、トイレなんてない。
が、人目を気にする必要ないのはいいところ(後で知ったが、監視カメラはあるらしい。。。)。
私も嫁もこの非常口のお陰で難を逃れた。


車でさらに待つこと6時間、深夜2時頃にようやく車がのろのろ進み出した。
長いトンネルを抜けると、もう雪は止んでいたが除雪されたあとが見られる。よほど酷く降ったのだろう。
その直後のインターで強制的に下道に下ろされた。
そこから凍り付いた地面をスリップしないよう十分に注意しながら、
2時間くらいかけて通行止め区間を抜けた高速道路へ再び入り、朝7時無事自宅へ到着。


今年の1月1日は結局ほとんど運転でおわったという日だったのだ。
この日の朝、ニュースにでもでるのかな、と思っていたが、
ニュースになっていたのは反対車線側で100台近くが立ち往生の記事ばかり。
こっちはそれ以上車あったのに、何故??